世間も落ち着き外に出ることも増えた2023年度。そんな中仕事とプライベートを豊かにしてくれた書籍ベスト11ならびにオマケとして美容雑貨3点(メンズ寄り)を順不同でご紹介します。
Pentagram: Living by Design
グラフィックデザイナーであれば知らない人はいないであろうペンタグラムの集大成とも言える作品集です。信じられない量の作品が収録されており、写真を眺めるだけでも30分は必要な極太の書籍になります。買わない理由がない、とまで言える作品集です。正直いうとベスト1なのですが、かなり高額なのでオススメするのが億劫になります。(え、ちょっとまって、購入した時よりも6~7千円くらい安くなってる、、、)
デザインとビジネス 創造性を仕事に活かすためのブックガイド
こちらはデザイナーにとってのリベラルアーツを学ぶためのブックガイドになります。あらすじ的に紹介いただいているので、興味を持つものがあれば原著を辿ればより深く理解できることができるので、各事象や物事に対しての入り口に立たせてくれるとても良質なブックガイドになっています。
近いものでグラフィックデザイン・ブックガイドというものもありますね。こちらも表現に携わる方にはおすすめできるものになっていますが、まずはこちらをおすすめいたします。
もじ イメージ Graphic
国内外約50組のデザイナー、アーティストの作品や論考を通じて考える「文字」に特化した同名の展覧会図録。
タイポグラフィ好きにはたまらない一冊になっています。特に後半!
XD MAGAZINE(各号)
毎号含蓄のある動詞がテーマの雑誌です。エディトリアルデザインは先程ご紹介した「もじ イメージ Graphic」のデザインも担当されているLABORATORIESさん。書かれている内容もさることながらレイアウトの勉強にもなり、一石何鳥でしょうか。
行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方
2019年に発売されていた本で、積読していたものになります。積読していたことを激しく後悔した書籍です。過去の自分をメッと怒ってやりたい。
行政とデザイン 公共セクターに変化をもたらすデザイン思考の使い方
エッセンシャル戦略的ブランド・マネジメント第4版
すみません、紹介しておきながら難しすぎてまだ完全には読めていません。でも間違いなく読んで良かった本だと言える自信があります。先に読破していただいてわかりやすく教えていただけますと幸いです。
調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス
こちらはご存知の方も多いかもしれませんね!例のアレです!
ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65
グラフィックデザイナー・佐藤浩二さんが出されたロゴデザイン解説書の決定版です。制作プロセスとデザインのコツがわかる本では、この本の右に出るモノはありません。と思いきや、この年の瀬に出版されました「ロゴデザイン研究 100の実例に学ぶ最適解を探し出すアプローチ」も抱き合わせで購入をご検討ください。こちらも佐藤浩二さん監修の書籍で、中身がとてつもない書籍になっていました、、、
2023年度、国内のロゴデザインのクオリティが底上げされてたとしたら間違いなくこの2冊が原因です。
構造と力-記号論を超えて
こちらは原著をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、12/21に待望の文庫が出ました!出てしまいました!まだまだ短い人生しか送っていませんが、人生のベスト100に入る書籍です。正直文庫で出てほしくなかった!
八木保の選択眼―The Graphic Eye of Tamotsu Yagi
こちらは通算5回目の購入になります。自分が教えている生徒が内定を勝ち取ったお祝いとして送る本のひとつです。開くたびにレイアウトで殴られるような感覚に陥ります。年間のベスト10に入れるか迷いましたがやはり入れてしまいました。いつか絶版になるんじゃないかと、何冊か手元に置いておこうか迷っています。
八木保の選択眼―The Graphic Eye of Tamotsu Yagi
WIRED Vol.50
創刊30周年の記念号でもある本号はとにかくレイアウトの勉強になりました。テーマも面白く「30年後の未来」の様相を特集されています。レイアウトもそうですが、色々と考え直すきっかけをいただいた本でもあったかなと思います。
他にも色々とおすすめしたい書籍があるのですが、それらは絶版になっており手軽にご紹介できるものではないため、次回のリベラルアーツ編に譲るとします。ベスト10にしたかったけどどれも外したくなかった!
——————————ここからオマケ——————————
HAUT(オウ) オールインワン フェイストナー
メンズのスキンケア商品になりますが、めんどくさい日や時間がない時にとても重宝したHAUTのオールインワンフェイストナーです。少し高く感じるかもしれませんが、「化粧水・乳液 ・美容液」がひとつになっているので案外お安い買い物に感じるはずです。使い方としては2度塗り、3度塗りするくらいがちょうど良いです。
track ヘアオイルNo.3
少しお高いですが使い勝手が良すぎるヘアオイルです。質感はしっとりめで、濡れ感は強めのテクスチャです。パーマをかけている方やブリーチ毛の方には特におすすめできます。とはいえナチュラルな仕上がりにも申し分ないのでどのような方にもおすすめできます。一点注意点として、No.3以外は正直あまり良くないように感じたのでお気をつけください。
RETØUCH ヘアバーム
ヘアバームの旅に終止符を打ってくれました。もうこれ以外は考えられません。実はこれ、メーカー直売しかなかったのですがAmazonでも買えるようになり、個人的にとても嬉しかった出来事でした。